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S&Pと選択的デフォルト(sd)を簡単に解説

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アルゼンチンの国債の格付けがS&Pによって、選択的デフォルトに格下げされましたよね。

S&PSD選択的デフォルト?と聞きなれない言葉が飛び交っているので、S&Pや選択的デフォルト(sd)とはどういう意味なのか、分かりやすく解説したいと思います。

アルゼンチン.jpg
http://genin-gazou.jp/122.htmlより引用)

選択的デフォルト(sd)の解説


言葉の定義などを説明すると難しくなってしまうので、簡単に位置づけだけを説明しようと思います。(もっと詳しいことが知りたい人はコチラ

次のランク付けを見て下さい。

・投資適格:AAA、AA、A、BBB
・投機的要素が強い:BB、B、CCC、CC
・その他:R、SDおよびD


これはS&Pの長期的発行体格付けで、上に行くほど投資先として信用があり、下に行くほどリスクがあって投資先として不適切なものとされています。

今回アルゼンチンが受けた格付けは最低ランクの選択的デフォルト(SD)で、元利回収の目的が極めて薄いデフォルト状態(為すべきことがなされない状態)となっています。


S&Pとは?


これで「選択的デフォルト」がS&Pの格付けで低い評価だということは分かりましたよね。

では、そもそもS&Pとはなんでしょう。


S&P(スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ)とは、世界25か国にオフィスを展開し、150年以上にわたって信用リスク分析とリサーチ活動をしている企業です。

そのS&Pが行う信用格付けは市場参加者にとってとても大きな意味があります。

S&Pが低い評価に格付けした投資先には、市場参加者もそれを見て投資を控えたりするのです。



つまりこの一連の出来事は、アルゼンチンの国債が投資をするにはリスクが高いと広く認識されたということなんです。

アルゼンチンの国債が選択的デフォルトになるのはここ13年間で2回目で、アルゼンチンにとってはつらい事態になりそうです。

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